こんにちは、かわぞえです。
インターネット上でビジネスを展開する上では、多かれ少なかれ必ずGoogleの影響を受けることになります。Googleのポリシー変更によって検索順位が上がったり下がったり、それは売上に直結します。当然、そのリスクを少なくするため、Googleだけに依存せずに様々なプラットフォームに分散しようと試みますが、同時にGoogle側も影響力を落とさないように天才エンジニアたちがありとあらゆる方法で支配を強めるためのあれやこれやをやってくるわけです。
スマホは24時間30cm以内にあるメディアですね
Googleの検索順位が決まる基準(ほんの一部ですが)
項目 |
内容 |
モバイル対応(モバイルフレンドリー) |
スマートフォンでの表示に最適化していないと順位が下がる。 |
レスポンス |
サーバのレスポンス、サイトの表示速度が遅いと順位が下がる。 |
SSL対応 |
SSL対応していないと順位が下がる。 |
refleshness |
新しい記事を優遇し、古いと順位が下がる。 |
AMP(Accelerated Mobile Pages) |
AMPに対応しないと順位が下がる。 |
一番下にあるAMPは、まだ馴染みない方が多いかもしれませんが、Googleが提供開始したモバイルで表示を高速化するjavascriptモジュールです。最近、検索結果にAMPの対応・非対応を表示するようになりました。確かにスマホからのサイト表示はストレスです。私は、シーンにもよりますが、おもに外出先での移動中やスキマ時間にFacebookなどで友人がシェアしてるサイトを開いた時など、興味があるページでも3秒表示しなかったら閉じます。Wi-fi環境にないときのブラウジングはストレスでしかありません。そういう観点からも、高速化はユーザーとしては非常にありがたいことです。
反面、AMPに対応すると色々とページの実装に制限がでるので対応に多大なコストが掛かるサイトもありますし、なかなかAMP対応する時間がとれないサイト運営者も多いと思います。結果、AMP対応可能な大手サイト以外は順位が下がってしまうという結果を招きかねません。それは果たしてGoogleの意図するところなのか、Google検索結果が「ユーザーにとって有益な情報を提供するため」に必要なのかを考えたら、当面はAMPの検索結果への影響は極めて限定的だと思います。もちろん、表示スピードが早くなるのはとても素晴らしいことなので、検索順位は別にしてもガチなサイト運営者は対応すべきなのですが。