こんにちは、デザイナーのいしかわです。
レスポンシブデザインを採用しているWebサイトがここ最近でずいぶん増えてきていますが、実際にどの程度普及してきているのかを知るために、非常に安直ですが、まずは上場企業の時価総額ランキング上位100社の対応状況を調査してみました。どのように対応しているか、そのデザインについてもあわせてご紹介したいと思います。
調査内容
2015年9月2日時点で、上場企業の時価総額ランキング上位100社のうちレスポンシブWebデザインが採用されているWebサイトの数とそのデザインを調査しました。レスポンシブWebデザインとは、ここでは単一のHTMLをMedia Queriesを用いて制御してPCとスマートフォンまたはマルチデバイス対応しているものを指しています。
消費者・顧客向けのサービスサイトではなく、コーポレートサイト(グループの場合は主要な企業のもの)を調査しています。調査対象ページはTOPページのみです。
調査結果
レスポンシブ対応しているサイトをランキング上位から順に見ていきましょう。それぞれWebサイトにリンクしています。PCの場合はウィンドウサイズを狭めたり広げたりすることで実際に確認できます。
トヨタ自動車
三菱UFJフィナンシャル・グループ
KDDI
みずほフィナンシャルグループ
ファナック
ソニー
東京海上ホールディングス
三菱商事
日立製作所
ブリヂストン
ヤフー
三菱電機
楽天
クボタ
リクルートホールディングス
コマツ
HOYA
国際石油開発帝石
東レ
NTTデータ
第一三共
住友商事
ユニ・チャーム
マツダ
以上、上場企業の時価総額ランキング上位100社中、レスポンシブWebデザインを採用しているのは24社(24%)でした!
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はコーポレートサイトを中心に調査しましたが、消費者向けのサービスサイトになると、もう少しレスポンシブデザインの採用率が上がるのではないかな?と思います。また、ほとんどがマルチデバイス対応として、PC・タブレット・スマートフォンすべてに対応しているというのが印象的でした。
ターゲット層やWebサイトの役割によって、レスポンシブWebデザインが適する場合と適さない場合とがあるので、一概に普及率で評価することはできませんが、マルチデバイス対応の手段のひとつとして、ある程度定着してきているのではないでしょうか。
近日中にサービスサイトの普及率も調査してみたいと思います。